昨日はお休みだったので、父のお見舞に行ってきました。
先日行った時、担当の先生に会えなかったので
モルヒネを使い出した後の様子が聞きたかったからです。
相変わらず寝たままでしたが、昨日の父は良く食べました。
まず新米を炊いて作ったおにぎり。

毎年近所のお友達が魚沼産こしひかりを、お裾分けしてくれるんです。
「おじいちゃんにおにぎりにして、食べさせてあげて。
新米パワーってぜったいあると思うよ。」
と言われたので、昼前に炊いて、炊きたてをにぎっていきました。
お米の味が良くわかるように、塩結びにして、のりと梅干は別にしました。
「Mさんて覚えてる?新米もらったから、おにぎりにしたよ。
おじいちゃんに食べてもらってと言われから。」と言うと
「Mさん、知ってるよ。」と言っていました。
おにぎりが食べ終わると、「せんべいとかないか?」と言われたんだけど
生憎、持って行ったのはエクレア。
見せたら「半分にしてくれ。」と言われ、半分にして渡したら
中身のカスタードクリームがぼったりと落ちてしまって
えらく怒られました。

その後、クッキー2枚、味噌飴(なぜだかこれが大好きなんだよね。)2粒。
こんなに食べて良いの?というくらい食べました。
ナースステーションに声をかけて、先生とお話できないか
聞いていたので、しばらくして先生がやってきました。
父はいつもの様に「もう、帰れ。」と言っていたのだけど、
ちゃんと説明しないで先生と出て行っちゃったから
私がいなくなった間、ずっと呼んでいたらしいです。

後から看護師さんに言われて、反省。

「黙って、帰って良い。」なんて言われていたから、
黙って出て行っても平気なのかと思っちゃった。
先生の話では、モルヒネは劇的には効いていない感じだそうで・・・。
もっと劇的に効くはずなんだそうでけど
いつも「具合が悪い。」が口癖の人だから良くわからないと言われました。
ただ骨転移の場合、モルヒネもあまり効かないそうです。
あまり痛みがひどいようなら、モルヒネ投与を1日2回にするとのこと。
さらに、効かなければ、抗鬱剤を投与して1日中ボーっとさせているか
寝かしているかにしてしまえば、痛みは感じなくなるそうです。
でもそうなるともう寝たきりで家族と話も出来なくなるとのことでした。
それも寂しいよね。

「怒ったり、怒鳴ったり、出来るのは元気な証拠。
何でも好きなもの、食べさせてあげて。」とおっしゃるので
この間ダメと言われたお寿司のことをもう一度聞いてみました。
「先生、お寿司はやっぱりダメですか?
食べたいらしいんですけど。」
「生はダメでしょ。生は。」
「食べても2〜3貫なんですけどね。もう涼しくなったし。」
「生はねー。」
やっぱりダメかと思った矢先。
看護士長さんが「いいじゃないですか。食べたがっているんだから。
何でダメなんですか?」と聞いてくれた。
すると先生は「だって、私は生が嫌いだから。」だって!

なんだ〜。先生の食べ物の好みでダメって言ったの〜?!
「まぐろはバター焼きにしなくちゃ。
犬も良く食べる。」 ・・・だそうで。
士長さんに「生魚のおいしさがわからないなんて、かわいそうね〜。」と言われていました。
というわけで、めでたくお寿司を持っていって良いという
了解を得られました。

今度行く時は、買って行ってあげよう。

しかし、寝たままでお寿司うまく食べられるかな?
すこしベッドに起き上がれるようになれば良いのだけど。
食事の時は、看護士さんたちに車椅子に乗せてもらって
食堂で食べているらしいのだけど
それ以外はずっと寝たまま。
10月に入ってはら、起き上がれないね。
でも、まだ口から食べているから良い方らしい。
本当に痛みで食べなくなったら、鼻からチューブで入れるか
胃に直接入れるか、点滴にするかになるそうです。
先生は点滴にしたいみたいでした。
だんだんと衰えてきたけれど
まだ自分で食べられるし、話も出来るし、ありがたいと思わなくちゃね。
先生と話し終わったあと、病室に戻ると、先生が部屋まで
やってきて
「何でも好きなものを持ってきてもらってください。
何が食べたいの?」と父に聞いていました。
父は少し考えて「まぐろ。」と言いました。
「まぐろか。」と先生はちょっと苦笑い。
そうとう生魚は苦手なようです。

父には次回、まぐろのお寿司を買って行きましょう。
同じ病室の高齢の奥様。
毎回お見舞の帰りにご主人から「家に帰りたい。俺だけ置いていくのか。」と泣かれるのだそうで・・・。
そう言ってエレベーターでご自分も泣いていました。
辛いよね。

父は、「帰りたい。」とは言わないのでそれだけでも助かります。
A病院にいるときは、「帰る。帰る。」と大変だったし
M病院へ移ってからも、夫の顔を見ると
連れにきてくれたと思ってうれしそうな顔をしていたけれど
最近は自分が病気で入院しているのだとわかっているようです。
また「おばあちゃん、明日、明後日とか連れてくるなよ。」と言いました。
「どうして?」とまた聞いてみると
「衰えたところを見せたくない。」と言いました。
やっぱりそうなんだね。
だけど、不思議だよね。衰えた姿、娘には見せてもいいんだ。
普通妻には、見せても娘には見せたくないって言うよね?
「おばあちゃんには、俺から会いに行くから。」とか
「おばあちゃん、来週は来るかな。」とか
辻褄が合わないようなことも言っていたので
どこまでわかっているのかという感じです。
でも、先生は「まだまだ元気ですよ。」と言ってくれたので
年内どうのという心配は、今のところなさそうです。
良かった。

だけど何しろ年寄りなので、いきなりの急変がないとは言い切れないとのこと。
風邪から肺炎とかは一番、注意がいることみたいです。
少しでも苦痛がなく、ゆっくり過ごせてもらえたらと思います。
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